呪いもいいものだ
漫画は呪いの一種だと考えている。自分自身読み続けられない。 途中で途切れてしまう。
登場人物の漫画的な描像は、不気味であり、怖くなってくる。読むと居付いてしまって息苦しくなる。こういう意味で呪いである。
文字も漢字も呪いである。偶像崇拝がタブーな理由がそこにある。
漫画は登場当初、忌み嫌われたという。今となってうそのようだが、初めて接すると違和感を覚える。そういうものである。
目新しいものへの適応不足と揶揄されるが、いわば死者と対面するようなものだからぞっとする人がいて読むと馬鹿になる、となるのであろう。
死相と戯れて何がいいのだろうと思う反面、そういうものと何時間向き合ってもへこたれないのも凄い話である。
普通だったら気が滅入るのだけどそうじゃなくってかえって活き活きしているから凄い。
現代そういうものと向かわざるを得ない中、そういうノウハウは是非とも得たいものである。
そういうところから漫画家というのは崇拝の対象になるのだな。生と死との境目を彷徨う神聖な立場に多くの人々が畏敬の念を示す。
こういうものが、爆発的な人気を博するのは、日本特有なのか?世界的に普遍なのか?
私としては、こういうものと揶揄したいが、この世の中生きていくには揶揄しているだけでは済まされないような気がする。
大勢の人々が賞賛するベストセラー漫画家に違和感を覚えいまひとつ距離を置いてしまう心理状態になったが、よくよく考えてみると呪いへの憧憬というものが、この日本文化に見え隠れしているものなのだと改めてびっくりした。
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